やまもも園丸滝｜幻の赤い果実やまももの栽培販売高知県

やまもも園丸滝について

こんにちは。やまもも園丸滝の代表をしております、原あずさと申します。高知県の土佐市というところでやまももを育てています。
できるだけ多くの方々に『美味しくて大きなやまももを食べていただきたい』と思い、思考錯誤しながら栽培に取り組んでいます。
やまももには爽やかな甘酸っぱさや旨味があり、

独特の歯ざわりとジューシーさがあります。
丸滝では、収穫したやまももを選りすぐり、

丁寧にパック詰めし皆様にお届けしています。

ぜひ一度、丸滝のやまももをお試しください。

代表原あずさ

やまももは日持ちがしにくく、
産地以外の市場ではほとんど流通されていないことから
「幻の果実」とも呼ばれています。
口に入れると、ふるさとの風景と懐かしい味が広がります。

丸滝のやまもも

収穫期間は一年にわずか１０日ほど。

やまももは、やまもも科の植物で多年性の常緑樹。自生しているやまももの多くは海沿いの山中に見られ、大きい木になると１０ｍ以上の高さに成長するものもあります。丸滝では、毎年３月頃に花が咲き５月頃に実をつけ始め、果実を収穫できるのは６月中旬〜下旬です。
やまももは手を加えすぎると良い実がならず、自然のままで放置しても実の質にバラツキが出るなど、栽培するとなるとまだまだ未開拓の植物であると言えます。私達のやまもも園ではやまももを平地に植え、美味しくて大きい実を出来るだけバラツキなくつける木に育てるために試行錯誤しています。
また、やまももの収穫はハシゴや足場を使い木に登って収穫する事がほとんどですが、同時に危険を伴う作業のため、収穫を行う人が安全に収穫できるように、高所作業用の機械を導入し、安心の収穫を実現しています。

【販売時期】６月中旬～６月下旬

きっかけは、やまもも園存続の危機。
父が紡いだ３０年の歴史を受け継ぐことを決意。

やまもも園丸滝は、高知県土佐市波介という自然豊かな場所にあります。
３０年程前に、初代園主の父・滝夫が地元であるこの土地にやまももの苗を植え、やまもも園をつくりました。最初は４０本程の苗でしたが、徐々に本数も増え、現在では１４０本程あります。そして、毎年６月にやまももを収穫し、直販や市場への出荷・加工用としてやまももを販売してきました。今では常連のお客様も増え「ここのやまももでないとダメだ」と言ってくださる方もいらっしゃいます。
しかし、３年前（2015年）に父が亡くなり閉園の危機に陥りました。父のいない中でのやまもも園存続は無理だと思えました。ただ、せっかく父が残してくれたやまもも園だから続けたい！試しに１年だけやってみよう、やってみて無理ならやめればいい、と思い、母を説得し１年だけやってみることにしました。

収穫の時期に手伝い程度でしか参加した事のない私は、最初は何も分からず、母のわずかな記憶を頼りに何とか準備し開園しました。そして、開園してみて分かった事は、「うちのやまももを待ってくれているお客様がいる事」、「自分で作ったものを収穫することの楽しさ」、「収穫やパック詰めしてくれる従業員さんやお客様との活気あるやりとり」でした。
もちろんいい事ばかりではなく、辛くて苦しいことも沢山ありましたが、それを押してでも続けていきたいと思えました。そして、私が２代目となり、母の協力を得てやまもも園を続けていく事になりました。

せっかく続けるなら、やまもも園の存在をもっと広めて行こう！と思い、やまもも園に名前をつける事にしました。父、滝夫が市場に出荷する時に使用していた、滝という字を◯で囲んだマルタキが浸透していた事もあり、「やまもも園丸滝」と名付けました。これからは、父の残してくれたやまもも園を出来るだけ多くの方に知っていただき、長く続けて行けるよう頑張りたいと思っています。

丸滝の未来予想図

出来るだけ多くの方に美味しいやまももを味わっていただきたいので、質のいいやまももをたくさん収穫できるように栽培方法を工夫していきたいと思います。また、今後の夢として、以前行っていた『やまもも狩り』の復活や、やまももを使用した加工品づくり、そして人が集まる楽しい場所にしていきたい、などなど、色々なアイデアが浮かんでいます。なかなか実現するには時間を要する事だと思いますが、少しずつ叶えていこうと思っています。